反重力の実験


秘密の鍵は発信器

 だれでもできる反重力の実験です。なんか嘘のような話ですが、「エレクトロニクスライフ」誌1994年5月号pp.78-79に載っているとの事です。この実験は大阪府立工業高等専門学校の松本助教授(工学博士、電子情報工学科、現在は大阪大学に勤務)によっておこなわれ、電気を入れると0.09g軽くなったそうです。電子秤を入手するのが問題ですが、それ以外はなんでもない回路なので、とやかく言う前に実験してみるのがよさそうですね。といいながら、僕もまだ実験してないんですが、どこかに電子秤ないですかねえ。今度、秋葉原に行ったときに探してこよう。実験報告お待ちしてます。実験したらゲストブックに書きこみお願いします。

実験方法 

TTL ICのインバータ(7404)かシュミットゲート(7414)を数個用意し(LSタイプでもOK、CMOSは推奨できない)、下図のように奇数個のゲートをつないで出力を入力に戻します。これはリング発振回路と呼ばれるもので、電源を入れると(ゲート数にもよりますが)10MHz前後で発振します。
 実験はこの回路をディジタル式の電子秤に載せ、電源投入後の重量変化を見ます。そうするとウソか本当か重量が変化します。実験では0.09g軽くなりました。 妙なことに、重量変化は分単位でジワジワと生じ、電源を切ってもすぐには元に戻らないとの事です。重量変化はICを計量器に置く向きによってプラスにもマイナスにもなり、配線具合い・場所・季節・天候にも程度が左右されて今のところ再現性がないとの事です。またゲート数を多くしたら効果も大きいのかと、74LS14を35ゲートつないで実験したけれども、期待外れの結果となったそうです。